Moodleの公開に関して

Moodleの公開に関して

- Hisashi Sugiyama の投稿
返信数: 3
Firewall内でMoodleを運用しています。

VPNを使用すれば、自宅からISP経由でMoodleを
使用できるのですが、VPNがタコなため
VPNを使用しないでMoodleを使いたいの要望が多数あります。

個人的には、メンテナンスやアップデートに
注意していけば、特に問題は無いと思っているのですが
頭の固い情報担当の上の人は
「オープンソースだからダメだ」
「メーカーでサポートされてないからダメだ」
としか言わず、ラチがあきません。
#いろいろ書きたいことはありますが割愛します。
何かいい説得材料は無いものでしょうか。
Hisashi Sugiyama への返信

Re: Moodleの公開に関して

- Tatsuya Shirai の投稿

 Moodleのセキュリティが万全ではないのは事実です.
 アップデートすればしたで別のセキュリティ上の問題が生じたり,サイトとコースの管理者側の理解不足によるロール設定ミスといった運用上のミスで想定外のトラブルが発生することもあるでしょう.

 情報担当の方が拒絶する理由として「オープンソースだから」と「メーカでサポート」は説得力がありません.オープンソースでは無い方がよっぽどセキュリティに関しては怖いですね.メーカでのサポートが,損害発生時の賠償責任を企業が持つという意味でしょうか? Linuxもオープンソースです.私は詳しくないのですが,何か問題が発生した場合にディストリビュータ側が責任を取ってくれるものなのでしょうか?(詳しい方) MS-Officeの文書が壊れることは頻繁にあるのですが,マイクロソフトは損害賠償に応じてくれるのでしょうか.

 世の中に完璧なシステムは存在しません.私の携帯電話も昨日,2度も3度もフリーズしました.


 Moodleを使用する上で,外部から投稿が覗き見られたり,流出したりする可能性を学生には説明するようにしています.そのような不確かなシステムで世の中は構成されておりエンジニアは最善を尽くしていること,情報化社会において利用者はその前提でシステムをうまく活用していくスキルを身に付ける必要性を感じて貰えるように心掛けています.


 説得力はあまり無いかも知れませんが,世界中で沢山のMoodleサイトが運用されているという実績を示してみては如何でしょうか.

Tatsuya Shirai への返信

Re: Moodleの公開に関して

- Hisashi Sugiyama の投稿
Shirai様

返信ありがとうございます。

セキュリティが万全ではないのは、Moodleだけではなく
サーバで使用しているLinuxやBSD,Windows,OSXも
一緒だと思っております。
オープンソースのほうが、patchが早くリリースされることもあり
個人的には、商用でもオープンソースでも、それほど差は無いと考えています。

メーカでのサポートが無いというのは、何か問題が発生した時に
自分達で解決するのが面倒でメーカに対応させることが出来るから
と考えてるのではないかと思っています。

世界中で沢山のMoodleサイトが運用されているという実績も
材料の一つにしたいと思います。

ありがとうございました。
Hisashi Sugiyama への返信

Re: Moodleの公開に関して

- Tatsuya Shirai の投稿

 独立行政法人メディア教育センター(NIME)が運用しているUPO-NET(http://upo-net.nime.ac.jp/)もMoodleで運用されています.

 どうしても企業のサポートを必要とするのであれば,(具体名を出すのは避けますが)いくつもの企業がMoodleの立ち上げ・運用のサポートを有償で行なっています.そのような企業と契約を結ぶのも一つの手です.

 どうしても首を縦に振ってくれないのであれば...外部レンタルサーバの利用か,個人でドメインを取得するか,ですね.


 情報担当ではなく,もっと別のセクションへの働きかけによるトップダウンを図るならば,同じくNIMEの調査報告「eラーニング等のICTを活用した教育に関する調査報告書(2007)」を利用されてはどうでしょう.ICTの必要性と国内の状況が見て取れます.Moodleのシェアは極端に高い訳ではありませんが,無視できるほど小さくはありません.