コース内のユーザ管理

コース内のユーザ管理

- Tetsuro Hada の投稿
返信数: 10
皆様、お世話になっております。
これらの日本語のフォーラムで得られることが多く、いつも拝読させていただいております。

私が担当しております大学様での話ですが、Moodleの標準機能(マニュアル登録及びユーザアップロード(CSVファイル)の機能)で、ユーザの登録、システムロールの割り当て、コースロールの割り当てをしております。利用者が少ない場合には良かったのですが、利用者が増加するにつれ、ユーザを管理する事務局の作業が多くなり、オペミスによる不安が大きくなっております。

そこで、容易に上記登録、割り当てが出来るプラグインを探しましたところ、
FN_site_group
Enhanced User administration
がピックアップされました。

機能として非常に重要なものですので、皆様方の使用実績があればご教示いただきたく存じます。

当方のシステムは
CentOS5.4 + Moodle 1.97+
です。

宜しくお願いいたします。

(株)アクシス 波田哲朗
Tetsuro Hada への返信

Re: コース内のユーザ管理

- Tatsuya Shirai の投稿

 当方はあまり大規模に学生を登録することが無い上に,年に一度のことなので喉元過ぎれば何とやら,あまり改善を図っていません.

> そこで、容易に上記登録、割り当てが出来るプラグインを探しましたところ、
> FN_site_group
> Enhanced User administration
> がピックアップされました。

こちらを見てみましたが,FN_site_groupはグループ登録の管理のためのツールのようですね.既にユーザ登録された学生を対象としているように見えます.確かにUserというタブがありますので,もしかしたらこちらでユーザのアップロードが可能?

それに対してEnhanced User administration は明確にユーザのアップロードにも対応していると書いてあります.

いずれもMoodle1.9に対応しているようですね.

 ああ,ユーザのアップロードが大変なのではなく,コースへの割り振りの点が問題なのですね.システムロールは基本的に学生(Student)ですから.コースロールについては,学生が自主的に登録する,というスタイルをとっている学校が多いように思いますが,ユーザ登録時,あるいは年度が変わる際に履修申告に基づいて学生をコースに割り振るのですね.それは大変そうです.


 かなり具体的に御記入頂けていますが,もう少し,何がどれくらい大変なのか,を書いて頂けると,「うちではこうしているよ!」といったアドバイスが頂けると思います.

#私は学科単位のサイトを運用しているので,登録するのは年に50名強のみ.

Tatsuya Shirai への返信

Re: コース内のユーザ管理

- Tetsuro Hada の投稿
白井先生、 ご返事ありがとうございます。

先生の投稿はいつも読ませていただき、そのパワフルな活動に感心しております。

さて、ご指摘の点です。
背景を記します。
対象:
・現在の所、1学部(1学年約90名x4学年)、その他100名程度で合計400~500名程度です。
・来年度から社会人教育受講者数を増やし、対象学生も増やす予定です。
背景:
1)有志の先生方によるeラーニングの立ち上げを行っているフェーズで、教務システムとの
オンライン接続や教務データからの必要情報のダウンロードは行えていなません。将来的には、
可能と思われますが。
2)大学の方針としてプライバシーの観点からemailアドレスはシステムに登録されていません。
暫くは、この状態が続くと思われます。
3)現在は、Moodleのネイティブな機能を利用して、ユーザ管理とコース・受講者管理を行っており
ます。
具体的には、
ユーザの登録:CSVファイルにユーザ情報とコース情報(登録時に分かっているコースのみ)
を記載し、下記機能で登録しております。
管理->ユーザ->ユーザのアップロード
コースの受講者登録:上記アップロードの後でのコースへの登録は、
コース内で学生のロールの割り当て
グループへの登録(分離グループ利用)
を行っております。

困っているところ
・ユーザ登録後に新たなコースが開設された際に、既存ユーザをいかにして正確に、迅速に
新コースの学生ロールに割り当てるか。
・割り当てたい学生を検索する方法がコースレベル(ロールの割り当て、グループ)では提供
されていない。一人一人ピックアップしないといけないが、検索条件が限られているため、
学生の”姓”、”名”或いは、"emailアドレス”に工夫をしないといけない。
→ 現在考えられる方法としては、
4) 学生に登録キーを示し自分でコース登録させる
5) CSVファイルによってユーザ情報を更新し、各コースでのロール割り当て、
グループ割り当てなどを行う
6) 従来通り手作業で行う

この様な感じです。

4)、5)は現実的だと思われますが、6)は学生数が増えると難しいと思われます。4),5)以外で
スマートにユーザ管理できる方法は無いかと考えていた時に見つかったのが、FN_site_groupsや
Enhanced User Administrationだったわけです。残念ながらこれらのプラグインは現在日本語化
されておらず、2バイトコードでの処理に不安を感じたものですからこのフォーラムに投稿させていただきました。

宜しくご意見いただけると幸いです。

P.S.
このフォーラムへの投稿から少々いじっておりますが、少なくともEnhanced User Administration
はユーザの検索機能とコースロールの割り当てという点で、使いやすいものだと思っております(一
部、動作が理解できないてんなどありますが)。

波田哲朗
Tetsuro Hada への返信

Re: コース内のユーザ管理

- Tatsuya Shirai の投稿

 了解しました.

 ポイントの一つは,コースに登録された学生を分離グループに仕分ける作業がグループへのメンバの追加/削除の画面の検索機能が貧弱なため,手動操作で行うのは大変である,ということですね.

 いま試してみましたが,検索で現れるのは,姓,名,emailが検索語にマッチしたメンバのようですね.しかも並び方のルールは(当然ですが)あいうえお順ではない.

 いまEmailの欄を利用していないということでしたら,簡単な対策の一つはEmail欄にユーザ登録時に”学籍番号”を入れてしまう方法です.これで学籍番号により学生を特定することはできますね(氏名を日本語変換して入力するよりも格段に楽です).

 システムの改善として考えられるのは,グループへの追加/削除画面でのユーザの並び順や検索にユーザ名を選択可能とすることでしょう.本校ではユーザ名(ユーザIDではありません)は学籍番号です.検索結果の一覧が学籍番号順(h13*****など)であれば,手元のリストと上から順番につき合わせて,対象学生を容易に選択できますね.

Tatsuya Shirai への返信

Re: コース内のユーザ管理

- Tetsuro Hada の投稿

白井先生

ご返事ありがとうございました。

先生がご教示下さった考えを担当の先生と検討したいと存じます。御礼申し上げます。

波田

P.S.

useradminの評価時に日本語でないと分かりづらいので、私なりに翻訳(?)したものを添付させていただきます。よろしければご利用下さい(中身は保証いたしかねますが)。useradminブロックをプラグインし、moodledata/lang/ja_utf8_local下に添付ファイルをコピーして下さい。

最大評点: お役立ち度: ★★★★★★☆ (1)
Tetsuro Hada への返信

Re: コース内のユーザ管理

- Tatsuya Shirai の投稿

Enhanced User administrationのことですよね?

使い勝手はどうでしょう? また不具合などは無いでしょうか?

もし有望なブロックでしたら,当方でも導入を試みようと思います.

(それによっては標準のMoodleのグループの追加/削除部の修正が不要になるかも知れません)

Tatsuya Shirai への返信

Re: コース内のユーザ管理

- Tetsuro Hada の投稿
Enhanced User administrationについて簡単に述べさせていただくと、
コースと学生のひも付けという意味では大変使いやすいと思います。添付ファイルをご覧下さい。

(1)検索条件としては、『名, 姓, メールアドレス, 所属組織, 部署, ユーザ名』 だけではなく、
『カスタムフィールド』も選択可能です。
(2)また、あるコースに特定のロールを割り当てられているユーザをピックアップすることが出来ます。

これら(1)、(2)でピックアップされたユーザ(この中から更に選択可能)に対して、特定のコースの
ロールを割り当てたり、非割り当てにしたりすることも出来ます。
※各表示フィールドで昇順・降順に並べ替えることも出来るので、特定の属性を持つユーザを
選択するのに便利です。

しかしながら、特定コースの中で複数のグループがありこれらを”分離グループ”として割り当てを行う
ことが出来ません。”分離グループ”という機能を利用する場合には、やはり”グループ”機能を利用する必要があり、このツールとしてfn_site_groupsがあるわけです。

取り急ぎ、ご報告まで
添付 UserAdmin.jpg
最大評点: お役立ち度: ★★★★★★★ (1)
Tetsuro Hada への返信

Re: コース内のユーザ管理

- Tatsuya Shirai の投稿

 Enhanced User administration,とてもよく分かりました.

 私が言うのも何ですが,賑やかな画面ですね^^; 気を付けないと選択中のユーザを削除してしまいそうです.インタフェース上,機能が階層的ではなく平行なのはWebアプリケーションとしてJavascriptを使わないようにすると仕方の無いところでしょうか.まるで本校で使っている恐怖の出張旅費清算システムのようです(笑).

 機能は十分どころか期待以上ですね.とても興味が出てきました.春休みにインストールしてみましょう.その頃にはきっと日本語翻訳がja_utf8に取り込まれて...

Tatsuya Shirai への返信

Re: コース内のユーザ管理

- Tatsuya Shirai の投稿

> システムの改善として考えられるのは,グループへの追加/削除画面でのユーザの並び順や検索にユーザ名を選択可能とすることでしょう.本校ではユーザ名(ユーザIDではありません)は学籍番号です.検索結果の一覧が学籍番号順(h13*****など)であれば,手元のリストと上から順番につき合わせて,対象学生を容易に選択できますね.

この改善のヒントはgroup/lib.phpのfunction groups_get_users_not_in_group_by_role()にありますね.ここに手を加えれば,検索対象にユーザ名を加え,ソート条件(デフォルトでは$sort = 'u.lastname ASC')をユーザ名に変えることができそうな予感がします.ちょっとあと一ヶ月くらいは身動き取れませんのでデバッグはできません.どなたかチャレンジして頂けないでしょうか.

Tatsuya Shirai への返信

Re: コース内のユーザ管理

- Tatsuya Shirai の投稿

 好奇心から,ちょこっとだけ手を出してみました.

 グループの”ユーザを追加/削除する”の選択画面において,潜在的ユーザをユーザ名で並べること,氏名に加えてユーザ名も表記することは意外と簡単にできました.ただ,group/lib.phpのfunction groups_get_users_not_in_group_by_role()が他の箇所でも利用されているとすると,副作用が生じる恐れもあるため,とりあえず実現可能性の調査に留めておきます.

 感触としては,グループへのユーザ登録がきわめて簡単になるポテンシャルを持っています.

#うちではほとんどグループの機能をしようしていないため,優先度が低いです.

 もし興味のある方はこちらに発言いただければ,”とりあえず”の修正箇所を提示できます.

なお,潜在的ユーザの一覧にユーザ名を表示するにはgroups/members.phpにも修正が必要です.こちらは一行だけ.

Tatsuya Shirai への返信

Re: コース内のユーザ管理

- Tatsuya Shirai の投稿

 とりあえず標準のMoodleに手を加えて,オリジナルの貧弱さを補ってみました.

 これはユーザ名(本校では学生は学籍番号をユーザ名としており,入学年度と所属学科が分かります)でソーティングすると同時に,名前の前にユーザ名を表示しています.この選択はユーザ名以外にも,ユーザID(あまり意味はありませんね),電子メールアドレス,IDナンバー(必須入力項目ではない),市町村(あまり使われることの無いフィールド)が選択可能としました.勿論,姓(標準のMoodleと同じ)や名によるソーティングも可能.

 次に公開予定のfs_moodle4.01.00には標準で有効に設定して組み込みます.

添付 Shirai178A.jpg