宮本です。久しぶりに，moodleのサイトを訪問しました。
「ムードルと日本文化」についての私なりに感じたことですが，現在，三原国際外語学院で，moodleを使用しています。主に，聴解の練習で使っていることがほとんどです。moodleを先生に理解してもらうために，多くのクイズ問題なども作成してあげたのですが，それらは，ほとんど使われず，いつものようにワードでせっせと，週間テストや小テストを作成しています。聴解やビデオなどの，ある種のメディア教材については，コンピュータの利用に目を向けるのですが，テストなどのテキストレベルの問題では，もうワードの世界から出ない感じです。
小テストぐらいは，moodleでも十分なのではと思うのですが，どうもそのあたりは興味がないようです。そこで，moodleのクイズ形式の問題をデータベース化し，問題検索ができようにして，moodleに登録しているクイズは，ワードでも利用できるようにしたのですが，お褒めの言葉はいただきましたが，やっぱり使われません。
このフォーラムの論点からはずれているかも知れませんが，テストを採点しながら，学生の面白答案についてうれしそうに話している先生たちを眺めていると，ある意味，デジタルコースは，先生たちのほんの少しの幸せな時間をう奪ってしまうのかもしれないという気がしています。だから，最近は，学生のためのコースウェアというよりも，先生のためのカリキュラムの記録として，moodleの利用を提案しています。