Dropboxの使い方(質問です)

Dropboxの使い方(質問です)

- Tatsuya Shirai の投稿
返信数: 5

 やっとMoodle2.4のサイトが動き始めました.まだまだコンテンツの引っ越しはこれから先です.さて,Moodle2からは外部リポジトリとして様々なサービスが利用可能です.その中でも普及率の高いDropboxとの連携には皆さんも興味あるのではないでしょうか? 実際のところ,Moodle2+Dropboxについては思ったほどの情報がありません.

 さて,やはり参照すべきはMoodleDocsで,既に吉田さんもこのページは訳してくれています.
http://docs.moodle.org/2x/ja/Dropbox

 ですが,先ほどチャレンジすべく,

https://www.dropbox.com/developers/apps

このページに行きましたが,どうもドキュメントと内容が一致しないように感じます(英語版も同じ内容).Appsが三種類あります.

  1. Dropbox Chooser
  2. Sync API
  3. Core

さて,Moodleで対応しているのはどれでしょう? 試しにDropbox Chooserを作成してみたのですが,AppKeyは入手できるのですが,秘密鍵というのがどこにあるのか分かりません.

 もう一つ根本的な疑問です.そもそもここから話を始めるべきなのですが,「使ってみたら分かるかも」と先に走り出した次第です.サイトやコースのファイル領域(サーバファイル),ユーザ個人のプライベートファイル(うちはデフォルトで100MBのようです)の領域があります.どちらもmoodledata/filedir内に抽象化されたファイルシステムの中にありますね.リソースを追加したり,コースをリストアする場合は,これらのサーバファイル領域から選ぶ(リストアに関してはコースおよび個人のバックアップエリアも選択可能)ことができ,そのためのユーザインタフェースをファイルピッカーと呼ぶ.ここまで正しいでしょうか?

 Dropboxなどのストレージ系の外部リポジトリの役割で疑問なのはここです.

  • リソースなどのファイルをリポジトリに直接リンクさせる:dropbox内で消されたらキャッシュされている期日を超えると消える? どうやらファイルピッカーでの選択時に,コピーかリンクかを選べるらしく,コピーしたらコースファイルとしてサーバファイル領域にコピーされるのですよね.そのコピーは1度きりの片方向? つまりDropbox内で修正を行ったら反映されるのか.リンクとコピーをいつでも後から変えられるのなら構いませんが,うっかりDropbox内で削除したら行方不明になるのか?
  • たとえばDropbox内で多層のフォルダを作成し,その中にたくさんのファイルを入れる.それをファイルピッカで”フォルダごと”コースのファイル領域にコピーできるのだろうか? もしこれができないのであれば,ZIP書庫を作成してそれをアップロードし,展開すれば同じ.ただしコース(およびサイトの)アップロード可能なファイルサイズには上限がありますので,ZIPファイルがそれより大きくてはいけない.ファイルの数が多い場合は一つ一つ選択してコピーしていては大変.見落とすかも知れない.

Dropboxを使うことでどこまでできるのだろう.いまの私の要望は,リソースとしてフォルダをコースに追加(すると,コースファイル領域が用意される)し,そこに複雑なフォルダ構造かつ大量かつ大きなファイルをコピーしたい.これを確実かつ楽な手段でできないか,それがDropboxなのだと期待しています.違うのでしょうか?

 あともうひとつ気になるのは,一つのMoodleサイトに割り当てられるDropboxのアカウントは一つなのか,複数なのか,です.一つしかないのだとしたら,そのアカウントはサイトに関わりのある教師全員がパスワードを知っていなくてはいけない.Dropboxをリポジトリとして有効にする際に求められるAppKeyと秘密鍵は一つです.誰かのアカウントで作成すれば,それをそのMoodleから利用する際には共有され(ファイルではなく,サービスが),各人のアカウントでログインできる,ということでしょうか?

 

Tatsuya Shirai への返信

Re: Dropboxの使い方(質問です)

- Hiroyuki H の投稿

昨年試した記憶だと、各人のアカウントでログインできたのではなかったかと思います。
ファイルピッカでDropBox選択時、各人のDropBoxへの接続許可がリクエストされ、許可すると自分のDropBoxストレージにアクセスたような。

https://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=202138

評点平均: お役立ち度: ★★★★★★★ (1)
Tatsuya Shirai への返信

Re: Dropboxの使い方(質問です)

- Hiroki Inoue の投稿

白井先生

先日、某先生の依頼でやってみました。

作成すべきAppsのタイプは、3の「Core」です。

すると2つのキーが発行されます。

動作させてみると何ができるかよくわかりますので、ぜひお試しください。

井上

 

評点平均: お役立ち度: ★★★★★★★ (1)
Hiroki Inoue への返信

Re: Dropboxの使い方(質問です)

- Tatsuya Shirai の投稿

Coreですね.了解です.

お二方の書き込みから,何となくイメージの第一歩はつかめました.なお,ここで私が混乱している過程というのは,多分,Moodle2+Dropboxに触れたファーストインプレッションであり,使い方に慣れた方はもう忘れてしまう戸惑いでしょう.恥ずかしがらずに素人っぽい発言を意図的にします.導入マニュアル執筆の際にご参考に^^)

 Dropboxリポジトリの設定に記述するアプリケーションキーと秘密鍵をあるユーザ1名のアカウントで作成すると,あとはそのWebサービス(Moodle)とDropboxが連携できるようになる.Dropbox側からすると,少なくとも1名の,そのWebサービス管理者との連絡先を確保できたことになる訳ですね.Twitterのサービス認証のように,ユーザ一人一人と承認を取るよりもDropbox側としては安全かつ効率の良い方法ですね.あとは各人のユーザアカウントとパスワードで個別に認証する,と.少なくとも1名のDropboxアカウントでMoodleサイトとDropboxの契約(ではないですが)を結ぶことがスタートということですね.ということは,このMoodleの管理者が職を離れた場合は,別の管理者がDropboxと認証を結んだ方が好ましいのでしょうが,アプリケーション名(Dropbox上での設定.Coreはまだ試していませんが,Chooserでは重複した名前は選べませんでした)が変わるというのが少し好ましくない?

 さて,実は私のMoodleサイトは情報処理センターの管理の内側にあります.だから多少の自由が許されるのですが,その反面,制約もあり,いま現在はMoodleサイトとのDropboxの接続は許可されていません.PCなら良いのですが,サーバの場合は多人数が利用し,下手をするとクラッキングされる恐れがあり,その場合の被害の大きさを鑑みるに制限が厳しいのでしょう.Linuxのリポジトリとmoodle.orgへは接続できるようになっています.ですのでCoreの設定を行っても,いまのところ試すことができません(事情を説明して説得中).

 多分,継続的に許可がでるかどうかの境目は,Dropboxリポジトリを使うことができるユーザをサーバ側で制限できるか.サイトのロールが教師のアカウントのみDropboxリポジトリを利用できる,という設定がMoodle側でできるかどうかです.

 なぜ学生には許さないのか,には色々と理由があると思います.以下は私が想定するトラブルであり,それ以外にも考えられるでしょう.

 ・当初は安全な画像を添付してフォーラム投稿しておきながら,あとでこっそり別の過激な画像に(ファイル名同一で)差し替える.これはリポジトリのデータをコピーではなくリンクで張り付けた場合に可能ですね.
 ・上記のことが本人の意図ではなく,何らかのミスによって行われる.たとえば個人情報の含まれていないExcelファイルをDropbox内に入れてリンクで張り付けたのに,のちにExcelファイルを修正して個人情報の含まれたものに拡張してしまう.あれ,これは教師の方がやってしまいそうなミスですね.得点の列が無かったのに追加してしまう,など.

 では交渉が成立したら続きを試します.

Tatsuya Shirai への返信

Re: Dropboxの使い方(質問です)

- Hiroki Inoue の投稿

Dropboxへのアクセスについては、以下のケイパビリティのパーミッション設定を無効化すればよいと思います。

リポジトリ: Dropbox

Dropboxフォルダを表示する
repository/dropbox:view

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Tatsuya Shirai への返信

Re: Dropboxの使い方(質問です)

- Hiroyuki H の投稿

SkyDriveリポジトリをいじっていて、DropBoxにも共通する注意点に気づきました。
課題提出時、教員が学生アカウントに"login as"して代わりに提出しようとしても、ユーザのskydriveやdropboxを選択すると「このリポジトリにアクセスするパーミッションがありません。」が表示されるようになりました。
学生自身がskydriveやdropboxリポジトリにアクセスした際とは動きが違うので、コース作成時にダミーの学生ユーザを作って"login as"するような検証時などはお気を付けください。

https://tracker.moodle.org/browse/MDL-38452

たとえMoodle管理者であろうとも、Moodleの活動とは関係ないユーザのプライベートファイルにアクセスできないようにすべし、ということのようです。

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