e_learningでのモチベーション向上方法と効果測定

e_learningでのモチベーション向上方法と効果測定

- Takahide Inoue の投稿
返信数: 1

些か長い雑文になってしまいますが、e-Learningの可能性についてご意見を伺いたく。

現在私はカリフォルニア大学のCITRIS(Center for IT Research in the Interest of Society)と云う研究機構 <http://www.citirs-uc.org > で仕事をして居ますが、このCITRISの研究目標“IS”の一つに学習・教育があります。またCITRISに関係してSwarm Labと云うICT技術の研究センターがあります。Swarmと云う英語は「群れをなしてぶんぶん飛び回る」とか、蜂の動きの様な行動を表して居るのですが、極めて工学的なICT技術研究の場に この言葉を敢えて当て嵌めている理由が「Swarm的研究体制が研究内容とその進捗、発展、実用化にどの様な影響を及ぼすか」と云う「社会学、人間行動学的」テーマの研究になって居るのは興味深い事です。

Swarm Labの研究者の一人にBjorn Hartmann 教授と云う若い先生が居て、彼のエッセイの一つを添付しますが、要は「分業化された業務の進め方の中で、個々人が一定の進度まで個別に個々の作業を進め合体するよりは、こまめに外部からのFeedbackを掛けてやった方が、個々のモチベーションも揚がるし、成果も高い」と云う事をSwarm Labの運営に当て嵌め、理屈と実験で検証しよう、と云う趣旨に見えます。 

←この事自体はビジネスでは常識の様に思えますが、一方実行は中々難しいのも確かです。

翻って、これをMoodleの様なVirtualな場を使った学習環境 に対応して考えた時、従来の講義中心の一方通行学習や、試験問題への解答で評価する仕組みに比べて、学習者のモチベーションが揚がって成果が得られる可能性があるし、またある集団単位で互助する仕組みを組み込む、更に幾つかの集団間でゲームをする等、色々な工夫の余地が在ると思います。(個々人の学習成果の評価法に“リーダーシップ”とか、従来と違った尺度が必要な事は確かですね)。

要は、e-Learning の良さを、積極的に拡張利用して、その効果を定量的に測定した報告が日本にも少なからず存在すると思うのですが、如何でしょうか? 取り分け企業人向けのe-Learningと云うのは、日本では成長していない、と聞き及んでいますが、本当でしょうか?

纏まらない問い掛けで済みません。

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Takahide Inoue への返信

Re: e_learningでのモチベーション向上方法と効果測定

- tadashi nagao の投稿

ご存知だと思いますが、横浜市消防局の事例があります。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20111125/375080/?P=4&ST=rebuild

 第8回 日本e-Learning大賞 総務大臣賞受賞です。

http://www.elearningawards.jp/e-learning.html

 

lesson モジュールを使った事例もあるので、かなり先端的です。

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