お返事ありがとうございます。
Moodleによる授業アンケートに至った経緯も年報に記載しましたが、簡単に言うと「校長の後ろ盾」を利用させてもらいました(^^;)。学生よりも教員のコンセンサスをどう得るかが問題でしたが、そういう時代の流れということを説いていったくらいでしょうか。ウチもMoodleが根付いているわけではありませんが、さほど問題になるようなことはありませんでしたヨ。もちろん根強く反対されるかたもいらっしゃいましたが、ＦＤ部会長が相当頭を下げてくれたようです。
本校も従来はマークシートで行っていましたが、８００名強のカード読み取りと自由記述のコンピュータ入力は相当な手間でした。紙資源もバカにならないし、中には自分に不都合な自由記述を消す教員がいたりデータの受け渡しがうまくいかなかったりと、いろんな問題を抱えていました。
Moodle管理者が行う仕事は、授業アンケートのテンプレートを作成することと、学生向けのポータルページ（各科目へのリンク）を用意することです。
各教員はアンケート対象となっている自分の担当科目のコースを作り、フィードバックモジュールを追加、用意したテンプレートをインポートするだけです。簡単なマニュアルを用意するだけで、比較的スムーズに行えたようです。
アンケートの科目毎にコースを用意することで学生の参加状況も把握出来ます。分析結果はその担当教員しか見ることができません。フィードバック件数も把握出来ますし、教務係に行けばクラス人数はもちろん、選択科目の履修学生数もわかります。
うまいハナシばかりではなくそれなりのウラ話もありますが(^^;)、全体的には相当な成功例だと自負しております。もう紙ベースのアンケートには戻れませんね。