Vector初公開から1ヶ月ほどを持ちまして,汎用データ/学習&教育/その他 のカテゴリで,人気ランキングが1位になりました.合計28本のソフトしか登録されていませんし,他のソフト(コンテンツ)も古い物が多いのでそれほど驚くべきことでは無いでしょう.検索キーワードに引っ掛かるように,グループウェアやCMSといった用語を説明に入れておいたのも効を奏したのでしょう.
それよりも重要なのはVector Award2009 です.2009/10/12週のランキングに,「学習・プログラミング部門」で初登場10位に入っています.こちらはもっと幅広いジャンルのソフトウェアがライバルですので上位に食い込むのは容易ではありません.でも,「学習・プログラミング部門」のランキング1位のソフトウェア(コンテンツ?)はfs_moodleと同じカテゴリながら,人気順位はfs_moodleよりも低く,しかもシェアウェアです.つまりダウンロード数や評価ではなく,投票数が多いのでしょう.
ソフトウェアの詳細のページで「投票する」ボタンをクリックすることでポイントが溜まっていくようです.
もし既にfs_moodleをご利用していて満足頂いている方,Moodleの知名度向上に腐心されている方,投票をお願いできないでしょうか.私の自己顕示欲からお願いしているのではなく,ランキング上位に食い込むことで「Moodleって,そういえば名前は聞いたことがある」といった方々の目に触れ,それを機にシェア拡大が進むことを期待しています.(もし副賞が出たとして,それはmoodle.orgに寄付します).
当方のサイトのログを見ていて気付くのは,意外と教育機関以外のメーカーなどの企業からのアクセスが多いことです.勿論,社内教育用に試されているのかも知れませんが,意外と部や課の単位でグループウェアとして流用するといった活用がなされているのではないかと推測しています.学校教育期間よりも,企業の方が「これは使える」と思えば速やかに導入が進むでしょう.あるいは研究室の学生がMoodleの存在に気付き,研究室内のグループウェアとしてボトムアップ的に使い始めて徐々に浸透していくのかも知れません.
いま気付いたのですが,
「※同じ人が同一のソフトに投票できるのは、1日1回のみです。」
とのこと.え,では,毎日私が投票してもOKなの? ちょっとシステムとしてアレな気がしますが,そういうルールならば仕方が無いですね.
利用者数だけが増えれば良いという訳ではないのは,Using moodleを読んでいて感じるのですが,母数が増えることでJapanese Moodleへ有意義な貢献をして頂けるチャンスが増えるのも事実です.Vector Awardの部門賞受賞などの手段で一般市民向けチャンネルへの露出を進めていくためにご協力お願いします.