はい。
今でしたら、MySQL 4.1.18 または MySQL 5.0 ですね。
Cpanelを使用したホスティングサーバは、MySQL 4.1.14 までのサポートとなっていますので注意が必要です。
> 移行をされる場合はまず現在のDBとデータのダンプをとって、アップグレードのテストを本番機以外でテストされるのが安全でしょう。
そう思います。
特に日本語言語パック ( ja ) をお使いの方は、EUC-JPからUTF-8への文字コードの変換処理が行われますので、
事前に十分なテストが必要だと思います。
うちでは4.1.1-alphaですので、使えませんでしょうね。
なぜか4.1.1以上でもよいと思っていました。
しかし、たしかにUTF-8に移動した時に、データベースのエンコードをutf-8に設定してみたところ、うまくセットアップできませんでした。ですので、現状ではデータベースのエンコードはlatin1で内容のみがutf-8です。セットアップがうまく行かなかったのはもしかしたら、1.4.1alphaがUTF-8に対応していなかったかも分かりません。
1.4.18か5.0へのアップグレードをお願いしてみました。
しかしいずれにせよ、設定がlatin1で中身がutf-8という今のデータベースとアップグレードするのが無理でしょうから、空白の状態のutf-8のデータベースから始まることが必要でしょう。
しかし、1.6はよいことがいっぱいあって楽しみです。
武本
たまたま先ほど、utf8(データベース設定はlatin1)のサイトから、データベースの内部設定もutf8となるように、既存のデータベース全体を移行してみたところ、うまくいきましたので報告します。もちろんテスト用のサイトで行ってみてください。
mysqlが4.1.16以上であることを確認します。
utf8のデータベースを作成します。ユーザ認証の設定も、当然正しく行ってください。既存のデータベースについてもダンプできるように十分な権限を与えておきます。
mysql -u root -p既存のデータベースをmysqldumpでダンプしますが、latin1を指定することにより、異常な変換がされることを防ぎます。さらに、テーブルのCHARSET指定をutf8に変更します(変なところを変更していないかgrepなどで確認しておいた方がいいと思います)。そして、得られたダンプを、そのまま新しいデータベースに復元します。(これらを全部パイプでつなげばファイルを作らなくてもいけると思います)
mysql> CREATE DATABASE yourutf8moodledb DEFAULT CHARACTER SET utf8;
mysql> GRANT ALL ON yourutf8moodledb.* TO yourname@yourhost;
mysql> GRANT ALL ON youroldmoodledb.* TO yourname@yourhost;
mysqldump -u yourname -p youroldmoodledb --default-character-set=latin1 > /your/dumpfile1新しい1.6のサイトを構築し、config-dist.phpをconfig.phpにコピーし、各変数を正しく設定します。このとき次の設定も重要です。
sed 's/DEFAULT CHARSET=latin1/DEFAULT CHARSET=utf8/' /your/dumpfile1 > /your/dumpfile2
mysql -u yourname -p yourutf8moodledb < /your/dumpfile2
$CFG->dbname = 'yourutf8moodledb';以上でうまくいくのではないかと思います。
$CFG->unicodedb = true;
籠谷
それから、1.6に出てくるIMS Content Packageなどに関しての翻訳について提案させていただきたい部分がありますが、どのようにお伝えすればよろしいでしょうか?
たとえば、"Content Package" は学習者情報ではなくて教材パッケージのことだと思います。学習者情報は、教務システムや認証システムと学生の履修情報などを受け渡すXMLファイルのDTDについての標準だと思うのですが。
日本語のリソースファイルを編集して送ればよいでしょうか?それとも、該当する文字列を翻訳のフォーラムに書けばよいでしょうか?
アドバイスいただけると助かります。
http://moodle.org/mod/forum/discuss.php?d=23283
誤訳や変な訳が多々あると思いますが、ご指導お願いいたします。
それでは文字列のリストを作成したら、翻訳フォーラムに投稿します。LAMSなども試しているところです。
また、先生のこともK12では「教師」と呼んだり、高等教育機関では「教員」と呼んだりするので、状況によってはランゲージパックをK12用と高等教育機関用に分けるのもいいアイデアではないでしょうか。Blackboardではスペインの4地方の方言に合わせてランゲージパックを開発したりしていました。テーマも何種類かあるといいですね。
そういえば、1.6ではランゲージパックをユーザが選択して追加していくようなインタフェースになっていますね。プルダウンした時の選択肢が多すぎなくてすっきりしていいですね。
ではでは
井上様
余談になりますが、ちょっとこの投稿で気になった部分(以下参照)があるのでコメントします。
「また、先生のこともK12では「教師」と呼んだり、高等教育機関では「教員」と呼んだりするので、状況によってはランゲージパックをK12用と高等教育機関用に分けるのもいいアイデアではないでしょうか。」
「教師」と「教員」は別にどの教育機関に属するかで決まるわけではありません。「教師」は主にTeacherでない人がTeacherに対して(尊敬を込めて)使う言葉です。それに対して「教員」とは主にTeacherが自分たちのことを差して(さげすんで)使う言葉です。そこでは何か価値ある知恵を授けてくれる偉い先生という意味合いは薄く、職業人としての「教員」を指し、教員組合、教員採用、というような文脈に使われます。ですから、「○○さんは英語の教師でいらっしゃるそうですね。」はOKですが、「○○さんは英語の教員でいらっしゃるそうですね。」はおかしな表現です。同じく「私は英語の教員なんです。」は良いですが、「私は英語の教師なんです。」はいかがなものか。同じニュアンスの違いが「伝道師」、「伝道員」などの比較でも感じられると思います。
こうしたニュアンスをちゃんと反映して、それぞれの教育機関でしっくりとくるインタフェース調整がされるとより快適に利用できるのではないかと思います。ちゃんと稼働すれば学生さんは日々の予習や復習に、先生方は授業の準備や採点のためにログインしていろいろ作業をされることになるでしょうから、そうした時に快適な空間作りができるとそれぞれの学習・教育活動がよりはかどるのではないかと思います。
私が申し上げたかったのは、「汎用的に使用されている用語をデフォルトに設定しておくことによって、各大学や教育機関でカスタマイズする作業を減らせて運用負荷を軽減できるのではないか」ということです。それでも不十分な場合は各科目単位で細かいチューニングをする。
教員・教師の呼称の件は東京のとある大学でBlackboardのテーマのカスタマイズをしている時に、「大学になって教師というラベルはおかしい、中等部等と違い大学では教員の方が正式な呼び方だ」というご指摘をある先生から受けまして、ボタンのラベルを切り替えた経験から書きました。これも地方や専攻によって差異はあると思いますから、あくまでもその大学の場合に当てはまるのでしょう。
こうした細かいカスタマイズがコース単位で可能なのもMoodleのいいところだと思います。海外の大学でも国によって先生のことをFacultyと呼んだり、Faculty Memberと呼んだりしますよね。確かバルチモアでは前者で、メルボルンでは後者でした。
そういえば、studentも大学では「学生」、中高では「生徒」、小学校では「児童」などと使い分けていませんでしょうか。NPOなどでは受講生などという言葉も使用するでしょう。
他にも日本の慣習や文化を反映する上で注意した方がよい点等ありますでしょうか。
これは個人的なアイデアですが、コース単位に曜日や時限の情報をもたせて、トップページに時間割表が出てくると便利だなと思います。学生のころはノートの表紙の裏に時間割表を貼りつけていましたから。こういう情報は教務システム上にあるでしょうから、Moodle上のコースとマッピングできれば自動的な時間割表生成などもできますね。
そういえば、コースという名称も何かいい日本語があるといいですね。他の文脈で利用しますからね。科目などが個人的にはしっくりくると考えます。
いろいろやりたいことはありますが少しづつでも実現していけるといいなと思います。
また、よろしくお願いします。